『モダンJavaScriptの基本から始める React 実践の教科書』が自分のニーズをキレイに満たしてくれた

こんにちは。

先日Reactを使っているプロジェクトに参加することになり、Reactを触ったことがなかったので勉強することにしました。

ここで手に取ったのが『モダンJavaScriptの基本から始める React 実践の教科書』です。

www.sbcr.jp

結果的にこの本が自分が知りたいなーと思っていたことをキレイに満たしてくれたので、この本の感想を書いていきたいと思います。

読む前の私の状況

プログラマーとしての経験が浅い私は、以下のような状態でした。

  • プロジェクト経験は1件
  • そのプロジェクトではRailsJqueryを使っており、自分が担当していたのは主にRails側の機能追加などの実装
  • フロント側はあまり自信がなく、Reactも触ったことがない

プロジェクト内のコードを見てみたのですが、正直「どれがReactのコードなのか?」「なぜReactを使う必要があるのか?」といったところが分かりませんでした。

知りたいと思っていたこと

そこで、私が知りたいなーと思ったのは以下のようなことです。

  • Reactは何ができるのか、の基本
  • Reactの構文の基本

ReactはリッチなUIを作れる、というくらいは知っていたのですが、具体的な書き方などを知らなかったのでそれを知りたいと思っていました。

なんでこの本を手に取ったか

Reactの本は調べるといろいろあったのですが、なぜこの本を選んだかというと、以下のような理由です。

  • 出版年が私が調べた範囲では他の本に比べて新しい(2021年9月)
  • 内容が易しそうなこと(基本部分が書かれていればとりあえず良い)

「React全く分かりません」という状態をまず脱却したかったので、とりあえず基本が押さえられていそうという理由で選びました。またReactなどのライブラリは数年でも主流な書き方等が変わりそうだなと思ったので、出版年が最近なのも考慮しました。

早速しっくりきた

本書は以下のような指摘から始まります。

「Reactの習得に苦戦してる人のほとんどは、そもそもJavaScriptへの理解が足りていない。だからこの本ではモダンなJavaScriptの基礎からやる。」

これを見て、「これですよ!」と思いました。

先ほど書いた、「どれがReactのコードかよく分からない。Reactを使う必要がわからない。」というのも、逆に言えば「JavascriptJQueryの書き方をきちんと理解していない。JavaScriptやJQuetyで何ができるのかを理解していない。」ということだったんですね。

プロジェクトに入って、Reactやらなきゃ!と焦っていましたが、その前段階でやるべき勉強があったということです。

基本を着実に解説してくれる

この本では、JavaScriptの書き方からReactの書き方まで、基本を着実に記載してくれています。(内容は公式サイトに目次の紹介があります。)

サンプルコードについては丁寧に解説がありますし、サンプル通りに書けば基本的には全て動いたのでここは新しい本を選んだという点も良かったかなと思います。

(5章あたりにちょっとサンプルコードには書き切られていない点がある*1のですが、それまでの学習を理解していたらググったり自分で補足して動くようにできると思います。)

さいごに:読んだ後の今の気持ち

この本はReactの入門書としての位置付けだと思うのでReactはもっともっと深いのだろうと思いますが、今まで、

「React使う機能追加などのタスクが来たらどうしよう・・・」

という気持ちだったのが、

「Reactのタスクやってみたいな〜」

というくらいにまで変化しました。

気持ちが前向きになったのが何より良かったかなと思います。

 

ということで、Reactを触ったことがなくて、基本を短い時間で勉強したい!という方にはオススメです!

*1:TailWindCss.jsxのファイルの先頭にimport "tailwindcss/tailwind.css"を書かないといけない

公務員からWeb系プログラマーになって思うこと

こんにちは。

私は約1年前に前職の公務員を退職してWeb系プログラマーになりました。ちなみに文系です。

せっかくのタイミングなので、公務員からWeb系プログラマーになって実際どうなのかを書いていきたいと思います。

「文系だけどプログラマーになりたいなー、けどやっていけるかなあ」と思っている方の参考になれば嬉しいです。

結論

まず結論としては、私は転職して本当に良かったと思っています。

日々成長を実感でき、会社の方に恵まれ、楽しくプログラミングできています。

新しく得た楽しさ

プログラマーの楽しさといえば、やっぱり「自分の手で動くものが作れる」というところかなあと思っています。

どれだけ小さい機能でも自分が作った機能がリリースされると本当に嬉しいです。

仕事についていけるの?

初めてのプロジェクトに入る前は、自分が足を引っ張って全く役に立たないのではないか、と大きな不安を感じていました。

実際に、実務で触るコードは自分で作ったアプリとは比較にならないほど大規模なので、コードを追うのも大変です。ただし、最初は小規模なバグ修正から始まり、数ヶ月経つ頃には大体のコードの全体像を把握し、徐々に大きな修正機能も担当できるようになっていきました。

もちろん先輩に比べたら工数はかかりますが、全く役に立っていない、、ということを感じることもなかったです。

今までの仕事でやってきたことは役に立つの?

転職する前は、プログラマーと公務員は全く違うもので、今までの仕事の経験は完全にリセットすることになると思っていました。

しかしながら、今までの仕事での経験は思った以上に自分の糧になって、プログラマーとして活かす場面が十分にあると感じました。

公務員の仕事の代表格である「調整業務」も、プログラマーとして仕様決めなどで大いに役に立ちました。その機能にかかる工数と難易度や、その変更に伴う効果を考えて、どのような仕様にするかを調整したり、相談のトーンを工夫して議論がスムーズにいくように考えたりしていますが、それは前職の経験が無ければできなかったことだと思います。

非エンジニアの方と話すときにも、元々同じ立場だったのでどのような説明をすれば相手に伝わるかが分かっているので、「説明上手」と言ってもらったこともありました。

新しく感じる苦しさ

楽しい毎日ですが、苦しいこともやっぱりあります。

自分のスキルと知識だと解決方法が分からず、途方に暮れるような感覚になることも時々あります。先輩に聞こうにも、自分がどこまで理解しているのかも、何をどのように質問すれば良いかも分からない、、、といった状態にもなります。

成果を出さないと...!という気持ちが大きくなって焦りにつながることもあります。

でも「楽しい」が圧倒的に大きい

それでも最初に毎日楽しいと言ったのは、こうした課題に向き合って調査をして、分からないなりにも先輩に相談して、「できた!」となった瞬間が最高だからです。

できなかったことができるようになる、という経験を繰り返すことができるのがプログラマーの魅力とも思うようになりました。

さいごに

転職して1年があっという間に過ぎました。

転職を決意したときはどうなるものかと思いましたが、これほど充実した日々が送れているので決断して良かったなあと思います。

色々な考え方、環境があるので、転職を悩んでいる人にこうしたほうがいいよ、と言えることはないのですが、少しでも参考になれば幸いです。